“養蚕”のいろいろな読み方と例文
旧字:養蠶
読み方割合
ようさん84.8%
かいこ9.1%
やうさん6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論養蚕ようさんとか地機じばたとか糸繰いとくりとか、若干農村に縁のある内職も探し得たであろうが、何にしても労働が土と関係が薄くなるようでは
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
勘さんの嗣子あととりの作さんは草鞋ばきで女中を探してあるいて居る。ちとさそうな養蚕かいこやといの女なぞは、去年の内に相談がきまってしまう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
連年の養蚕やうさんの失敗を恢復くわいふくしようと、非常に手をひろげてつた蚕が、気候の具合で、すつかりはづれて、一時に田地の半分ほども人手に渡して了ふといふ始末。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)