“養蚕所”の読み方と例文
読み方割合
ようさんじょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに今、母はお浪の源三を連れて帰って来たのを見て、わたしはちょいと見廻みまわって来るからと云って、少しはなれたところに建ててある養蚕所ようさんじょ監視みまわりに出て行ったので
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かれは寺から町の大通おおどおりに真直まっすぐに出て、うどんひもかわと障子に書いた汚ない飲食店のかどを裏通りにはいって、細い煙筒えんとつに白い薄い煙のあがる碓氷社うすいしゃ分工場ぶんこうじょう養蚕所ようさんじょ
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)