“養蚕地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようさんち66.7%
やうさんち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも、ぼくはさびしいどもだった。ある桑畑くわばたけで、いくたりかのおんなくわをつんでいるのをた。なんでもそのはどこかの養蚕地ようさんちへおくられるというのだった。
はたらく二少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ただ農作のうさくさまたぐるのみにして、米の収穫しゅうかく如何いかんは貿易上に関係なしといえども、東北地方は我国の養蚕地ようさんちにして、もしもその地方が戦争のためにらされて生糸の輸出ゆしゅつ断絶だんぜつする時は
フウトウの町では、日本の養蚕地やうさんちのやうに、農家の副業としてカイソンが栽培さいばいされてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)