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『雁坂越』
ふりがな文庫
『
雁坂越
(
かりさかごえ
)
』
その一 ここは甲州の笛吹川の上流、東山梨の釜和原という村で、戸数もいくらも無い淋しいところである。背後は一帯の山つづきで、ちょうどその峰通りは西山梨との郡堺になっているほどであるから、もちろん樵夫や猟師でさえ踏み越さぬ位の仕方の無い勾配の急 …
著者
幸田露伴
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約48分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
莞爾
(
にこつく
)
偶然
(
ふっと
)
止
(
よし
)
挙動
(
しうち
)
質
(
もの
)
障
(
ささ
)
無
(
なさ
)
柔和
(
やわらか
)
往来
(
ゆきかい
)
転
(
まわ
)
辛
(
づら
)
緩
(
のろ
)
代
(
がわ
)
仰
(
おっし
)
先日
(
せん
)
女
(
こ
)
母
(
おっか
)
歩
(
あし
)
中
(
あて
)
紛
(
もつ
)
家
(
とこ
)
焦躁
(
じれ
)
立
(
だて
)
飄然
(
ふい
)
面貌
(
かおつき
)
大概
(
おおよそ
)
下
(
さが
)
扮装
(
つくり
)
薄
(
うっ
)
復
(
ふたた
)
強
(
きつ
)
負
(
そむ
)
面
(
かお
)
家族
(
ひと
)
長閑
(
のんき
)
間々
(
ひまひま
)
監視
(
みまわり
)
魚肉
(
にく
)
点頭
(
うなずい
)
下
(
しも
)
笑
(
わらい
)
擲
(
たた
)
把
(
とら
)
思慮
(
かんがえ
)
怖
(
おそろ
)
応答
(
うけこた
)
徐
(
しずか
)
少
(
すこし
)
踏掛
(
ふんがけ
)
小
(
ちいさ
)
先日
(
いつか
)
大
(
おおき
)
連続
(
つながり
)
逸
(
はず
)
障
(
さえぎ
)
間
(
かん
)
限
(
きり
)
男女
(
おとこおんな
)
準備
(
ようい
)
窘
(
くるし
)
気
(
ぎ
)
此村
(
こっち
)
止
(
とど
)
腹
(
おなか
)
苛
(
ひど
)
憐愍
(
あわれみ
)
被
(
こうむ
)
言
(
ことば
)
張
(
ば
)
年老
(
としお
)
天
(
そら
)
夜
(
ばん
)
遣
(
よこ
)
喫
(
きっ
)
命令
(
いいつ
)
銭
(
かね
)
関
(
かかわ
)
中
(
あ
)
列
(
つらな
)
預
(
あず
)
与
(
や
)
難
(
にく
)
思
(
おもい
)
出
(
い
)
噫
(
おくび
)
黙々
(
だんまり
)
此村
(
これ
)
地
(
つち
)
覚
(
さ
)
怒
(
いかり
)
忠実
(
まめやか
)
他
(
ひと
)
堪
(
こら
)
心状
(
こころ
)
薄
(
うっす
)
耐
(
た
)
託
(
かこつ
)
詰
(
つ
)
食
(
く
)
羞
(
はずか
)