“連続”のいろいろな読み方と例文
旧字:連續
読み方割合
コンチニウム25.0%
つづ12.5%
つづき12.5%
つなが12.5%
つながり12.5%
れんぞく12.5%
コンチニュイティ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎日変わっている顔の歴史を順々にたぐって行けば赤ん坊の時まで一つの「連続コンチニウム」を作っているが
自画像 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
大森林に連続つづいた谷間たにあいの町でも、さすがに暑い日は有った。三吉は橋本の表座敷にこもって、一夏かかって若い思想かんがえまとめようとしていた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
海から見たおか連続つづき、荷積の為に寄って行く港々——すべて一年前の船旅の光景さまを逆に巻返すかのようで、達雄に別れた時の悲しい心地こころもちが浮んで来た。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
細いどぶにかかった石橋を前にして、「内陣ないじん新吉原講しんよしわらこう」と金字きんじで書いた鉄門をはいると、真直まっすぐな敷石道の左右に並ぶ休茶屋やすみぢゃや暖簾のれんと、奉納の手拭が目覚めるばかり連続つながって
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
北から南へと流れている笛吹川の低地ひくちを越してのその対岸むこうもまた山々の連続つながりである。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ぼくは、またきみこそ、過去かこ苦痛くつう連続れんぞくであって、こうしてのんきにしていられるのが、どんなにきみにとって幸福しあわせのことかしれないとおもったが、やはり
春さきの古物店 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こんな連続コンチニュイティをもってこの一巻の「歌仙式かせんしきフィルム」は始まるのである。それからたとえば
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)