『自画像（じがぞう）』

四月の始めに山本鼎氏著「油絵のスケッチ」という本を読んで急に自分も油絵がやってみたくなった。去年の暮れに病気して以来は、ほとんど毎日朝から晩まで床の中で書物ばかり読んでいたが、だんだん暖かくなって庭の花壇の草花が芽を吹き出して来ると、いつま …

著者	寺田寅彦
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「中央公論」1920（大正9）年9月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約36分（500文字/分）
朗読目安時間	約59分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

面（づら） 通（かよ） 撮（と） 陽像（ポジチーフ） 苦悶（くもん） 莫大（ばくだい） 誤謬（ごびゅう） 連続（コンチニウム） 進捗（しんちょく） 部屋（へや） 錯列（パーミュテーション） 鍵（かぎ） 長押（なげし） 闇（やみ） 陰像（ネガチーフ） 膠（にかわ） 隈（くま） 雀（すずめ） 雑作（ぞうさ） 頬（ほお） 顋（あご） 顛倒（てんとう） 飯田（いいだ） 鴨居（かもい） 黒人（くろうと） 黒子（ほくろ） 残像（ナハビルド） 僧侶（そうりょ） 右衽（みぎおくみ） 合点（がてん） 崩壊（ほうかい） 左衽（ひだりおくみ） 微塵（みじん） 愕然（がくぜん） 掃除（そうじ） 日向（ひなた） 枠（わく） 死屍（しし） 上手（じょうず） 渾天（こんてん） 渾然（こんぜん） 煎（せん） 獅子（しし） 生涯（しょうがい） 相撲（すもう） 眉（まゆ） 瞼（まぶた） 箪笥（たんす） 素人（しろうと） 肌（はだ）

題名が同じ作品

自画像 （新字新仮名）／ 黒島伝治 （著）