“残像”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ナハビルド40.0%
ざんぞう20.0%
アフタ・イメエヂ20.0%
ナハビルト20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ甲が残して行った余響ナハクラングあるいは残像ナハビルドのようなものと、次に来る乙との間のある数量的な関係で音の協和不協和が規定されることだけは確実である。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「風間さん。あれは、人間の眼が、いかに残像ざんぞうにごま化されているかという証明になるのですよ」
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
全く、まつたく、それは、わたしが置きわすれた詩の、うらぶれた⦅残像アフタ・イメエヂ⦆のすがたであると、告げたい。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
それでもまだしばらくの間は生き残った肉親の人々の追憶の中にかすかな残像ナハビルトのようになって明滅するかもしれない。
庭の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)