“残喘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざんぜん92.9%
ざんせん7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肴は丈夫なものだと説明しておいたが、いくら丈夫でもこう焼かれたり煮られたりしてはたまらん。多病にして残喘(ざんぜん)を保(たも)つ方がよほど結構だ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
要するに、予の半生(はんせい)将死(しょうし)の気力を蘇(そ)し、やや快(こころよ)くその光陰(こういん)を送り、今なお残喘(ざんぜん)を延(の)べ得たるは、真(しん)に先生の賜(たまもの)というべし。
骨ばかりこの世に取り残されたかと思う人の、疎(まば)らな髯(ひげ)を風塵(ふうじん)に託して、残喘(ざんせん)に一昔と二昔を、互違(たがいちがい)に呼吸する口から聞いたのは、少なくとも今が始めてである。子(ね)の鐘は陰(いん)に響いてぼうんと鳴る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)