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残喘
ふりがな文庫
“残喘”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ざんぜん
92.9%
ざんせん
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざんぜん
(逆引き)
肴は丈夫なものだと説明しておいたが、いくら丈夫でもこう焼かれたり煮られたりしてはたまらん。多病にして
残喘
(
ざんぜん
)
を
保
(
たも
)
つ方がよほど結構だ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
要するに、予の
半生
(
はんせい
)
将死
(
しょうし
)
の気力を
蘇
(
そ
)
し、やや
快
(
こころよ
)
くその
光陰
(
こういん
)
を送り、今なお
残喘
(
ざんぜん
)
を
延
(
の
)
べ得たるは、
真
(
しん
)
に先生の
賜
(
たまもの
)
というべし。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
残喘(ざんぜん)の例文をもっと
(13作品)
見る
ざんせん
(逆引き)
骨ばかりこの世に取り残されたかと思う人の、
疎
(
まば
)
らな
髯
(
ひげ
)
を
風塵
(
ふうじん
)
に託して、
残喘
(
ざんせん
)
に一昔と二昔を、
互違
(
たがいちがい
)
に呼吸する口から聞いたのは、少なくとも今が始めてである。
子
(
ね
)
の鐘は
陰
(
いん
)
に響いてぼうんと鳴る。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
残喘(ざんせん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“残喘”の意味
《名詞》
長くはない命。余生。
(出典:Wiktionary)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
喘
漢検1級
部首:⼝
12画
“残”で始まる語句
残
残酷
残念
残骸
残余
残虐
残滓
残忍
残燈
残惜
“残喘”のふりがなが多い著者
柴田宵曲
ヴィクトル・ユゴー
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
山路愛山
二葉亭四迷
正岡子規
夏目漱石
田山花袋
芥川竜之介