“残余”のいろいろな読み方と例文
旧字:殘餘
読み方割合
あと45.5%
のこり22.7%
ざんよ13.6%
なごり9.1%
あま4.5%
のこ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四人の同胞、総領の母だけが女で、残余は皆男。長男も次男も、不幸な事には皆二十五六で早世して、末ツ子の源作叔父が家督を継いだ。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
早瀬はその水薬残余火影に透かして、透明な液体の中に、芥子粒ほどの泡の、風のごとくめぐるに、莞爾して
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かくして最早幾何もなくなつてゐる生涯の残余を、見果てぬ夢の心持で、死を怖れず、死にあこがれずに、主人のは送つてゐる。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
紙漉橋の袂に鉄砲垣を折りして、生節の冠木を見越しの雑裁林樾を深く(中略)春は塀外の桜、庭もに散り込みて、打延る両岸の枝頭の色は大曲のまで一目に残余無く
巣鴨菊 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
まア此寒いのに可愛い手で足をてゝるところはうだえ、……可愛想だなー、……残余つた料理があつたツけ……賓客した料理に取つてあるだらう、……アーそれさ
これは恐入つたね、おはお茶人だね、あゝこれ/\の悪いに、……付肴残余つてるのをけて、おけてチヨツと会席風にして……乃公もね茶道きだからね