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余残
ふりがな文庫
“余残”の読み方と例文
読み方
割合
なごり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なごり
(逆引き)
一つ、別に、この畷を挟んで、大なる潟が
湧
(
わ
)
いたように、刈田を沈め、
鳰
(
かいつぶり
)
を浮かせたのは一昨日の
夜
(
よ
)
の暴風雨の
余残
(
なごり
)
と聞いた。
小春の狐
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
仰向
(
あおむい
)
て
瞻
(
み
)
る
蒼空
(
あおぞら
)
には、
余残
(
なごり
)
の色も何時しか消え
失
(
う
)
せて、今は一面の青海原、星さえ
所斑
(
ところまだら
)
に
燦
(
きらめ
)
き
出
(
い
)
でて
殆
(
と
)
んと
交睫
(
まばたき
)
をするような
真似
(
まね
)
をしている。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
茶屋
揚屋
(
あげや
)
の軒に余って、土足の泥波を店へ
哄
(
どっ
)
と……津波の
余残
(
なごり
)
は太左衛門橋、
戒橋
(
えびすばし
)
、
相生橋
(
あいおいばし
)
に
溢
(
あふ
)
れかかり、畳屋町、笠屋町、玉屋町を横筋に渦巻き落ちる。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
余残(なごり)の例文をもっと
(5作品)
見る
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
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“余残”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
泉鏡花