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哄
ふりがな文庫
“哄”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
どっ
61.1%
どつ
20.4%
どッ
5.6%
とき
3.7%
どツ
1.9%
わら
1.9%
こう
1.9%
わっ
1.9%
わらひ
1.9%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どっ
(逆引き)
それを道庵が出て
易々
(
やすやす
)
と解決をつけてしまったから、今まで黒山のように人だかりしていた連中が、ここで一度に
哄
(
どっ
)
と
喝采
(
かっさい
)
しました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
哄(どっ)の例文をもっと
(33作品)
見る
どつ
(逆引き)
豆
(
まめ
)
の
餅
(
もち
)
、
草餅
(
くさもち
)
、
砂糖餅
(
さたうもち
)
、
昆布
(
こんぶ
)
を
切込
(
きりこ
)
みたるなど
色々
(
いろ/\
)
の
餅
(
もち
)
を
搗
(
つ
)
き、
一番
(
いちばん
)
あとの
臼
(
うす
)
をトンと
搗
(
つ
)
く
時
(
とき
)
、
千貫
(
せんぐわん
)
萬貫
(
まんぐわん
)
、
萬々貫
(
まん/\ぐわん
)
、と
哄
(
どつ
)
と
喝采
(
はや
)
して、
恁
(
かく
)
て
市
(
いち
)
は
榮
(
さか
)
ゆるなりけり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
哄(どつ)の例文をもっと
(11作品)
見る
どッ
(逆引き)
「や! 雪だ、雪だ。」と
呼
(
よば
)
わったが、どやどやとして、学生あり、大へべれけ、雪の進軍氷を踏んで、と
哄
(
どッ
)
とばかりになだれて通る。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
哄(どッ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
とき
(逆引き)
それと共に
哄
(
とき
)
の声を上げて一隊の歩兵が——どこに隠れていたものか知らん、刀を抜いて群衆の後ろから無二無三にきり込んで来たので、吉原の
廓内
(
くるわうち
)
が戦場になりました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
哄(とき)の例文をもっと
(2作品)
見る
どツ
(逆引き)
此
(
こ
)
の
折
(
をり
)
から
聞
(
きこ
)
えはじめたのは
哄
(
どツ
)
といふ
山彦
(
やまひこ
)
に
伝
(
つた
)
はる
響
(
ひゞき
)
、
丁度
(
ちやうど
)
山
(
やま
)
の
奥
(
おく
)
に
風
(
かぜ
)
が
渦巻
(
うづま
)
いて
其処
(
そこ
)
から
吹起
(
ふきおこ
)
る
穴
(
あな
)
があいたやうに
感
(
かん
)
じられる。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
哄(どツ)の例文をもっと
(1作品)
見る
わら
(逆引き)
和泉の人は依然つめたく
哄
(
わら
)
って歩を試しながらいった。
姫たちばな
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
哄(わら)の例文をもっと
(1作品)
見る
こう
(逆引き)
俊亮はそう言って
哄
(
こう
)
笑した。俊亮の笑声につれて、みんなも笑った。しかし、その笑声には、変に固いところがあり、何かにつきあたったように、ぴたりととまった。
次郎物語:04 第四部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
哄(こう)の例文をもっと
(1作品)
見る
わっ
(逆引き)
……黙って切ってくれて、ふふふんと笑うと、それまで
堪
(
こら
)
えていたらしい乗客が
一斉
(
いっとき
)
に
哄
(
わっ
)
と
吹出
(
ふきだ
)
したじゃありませんか。次の停車場へ着くが早いか、
真暗三宝
(
まっくらさんぼう
)
です。
飛降
(
とびおり
)
同然。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
哄(わっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
わらひ
(逆引き)
哄
(
わらひ
)
が
秋の瞳
(新字旧仮名)
/
八木重吉
(著)
哄(わらひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
哄
漢検1級
部首:⼝
9画
“哄”を含む語句
哄笑
哄然
哄々
哄笑裡
哄騙
“哄”のふりがなが多い著者
泉鏡花
中里介山
下村湖人
上司小剣
泉鏡太郎
鈴木三重吉
石川啄木
幸田露伴
室生犀星
夢野久作