“哄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
どっ59.2%
どつ20.4%
どッ6.1%
とき4.1%
こう2.0%
どツ2.0%
わっ2.0%
わら2.0%
わらひ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“哄”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
独言ひとりごとを言っている時に、与力同心の部屋にてられたところでどっと人の笑う声がしました。それと共に、
といまだ謂いもはてざるに、満堂たちまち黙を破りて、どっ諸声もろごえをぞ立てたりける、喧轟けんごう名状すべからず。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
駅員が二三人、駅夫室の入口に倚懸よりかかつたり、蹲んだりして、時々此方こつちを見ながら、何か小声に語り合つては、無遠慮にどつと笑ふ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
驛員が二三人、驛夫室の入口にかゝつたり、しやがんだりして、時々此方を見ながら、何か小聲に語り合つては、無遠慮にどつと笑ふ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「や! 雪だ、雪だ。」とよばわったが、どやどやとして、学生あり、大へべれけ、雪の進軍氷を踏んで、とどッとばかりになだれて通る。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小児こども一時いちどきどッと囃したが、滝太郎は俯向いたまま、突当ったようになって立停たちどまったばかり、形も崩さず自若としていた。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それと共にときの声を上げて一隊の歩兵が——どこに隠れていたものか知らん、刀を抜いて群衆の後ろから無二無三にきり込んで来たので、吉原の廓内くるわうちが戦場になりました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「うわッ」と、ときを上げて攻めかかりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
俊亮はそう言ってこう笑した。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
およそ四ぢやうばかりのたきになつてどツちて、また暗碧あんぺき白布しろぬのつてるやうにさとるのぢやが
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
をりからきこえはじめたのはどツといふ山彦やまひこつたはるひゞき丁度ちやうどやまおくかぜ渦巻うづまいて其処そこから吹起ふきおこあながあいたやうにかんじられる。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……黙って切ってくれて、ふふふんと笑うと、それまでこらえていたらしい乗客が一斉いっときわっ吹出ふきだしたじゃありませんか。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
津の国人は馳りながらも、なお尽きぬ嘆きの言葉を絶たなかった。和泉の国人はからからとわらった。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
和泉の人は依然つめたくわらって歩を試しながらいった。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)