“奥”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
おく95.9%
おう1.5%
おき0.5%
ハインダー0.5%
おくの0.5%
0.5%
オコ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あちらで、それをおくさまは、おんなはだれでも、かがみがあれば、しぜんに自分じぶん姿すがたうつしてるのが、本能ほんのうということをらなそうに
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
王孫賈おうそんか問いて曰く、其のおうに媚びんよりは、寧ろそうに媚びよとは、何の謂ぞやと。子曰く、然らず。罪を天に獲ば、祷る所無きなりと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「白細砂」とあって、やはり砂のことを云っているし、なお、「八百日やほかゆく浜のまなごも吾が恋にあにまさらじかおきつ島守」(巻四・五九六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ボーダーハインダーアッパー)と、三部に分れる初期の沙翁舞台——。その様式を復興しようとして、彼は二十年前の大正初年に日本を出発した。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
更に立石たていしで岩苔谷が入ってからは、全くの峡流となって、ここにおくの廊下(かみの廊下)の絶壁が始まるのであるが、何処をどのように流れているのか、山の上からでは到底望まれない。
黒部峡谷 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
一〇五これは美濃の国を出でて、みちの一〇六いぬる旅なるが、このふもとの里を過ぐるに、山のかたち、水の流のおもしろさに、おもはずもここにまうづ。日もななめなれば里にくだらんも一〇七はるけし。
「今なオコさん、ボーちやが隣り下駄屋から——あれ何言ふか、野球ベース手袋な、あれお主婦カミさに出して貰ふ彼方アーツチ駆けたで。わたし内帰ろ言ふても駆けた、えゝのか。勉強ベーキヨせんで。」
耕二のこと (新字旧仮名) / 中原中也(著)