“陸奥”のいろいろな読み方と例文
旧字:陸奧
読み方割合
みちのく51.3%
むつ47.5%
みちのくに1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直ぐに其の音を打消す他の響が伝はる。これは不来方城はんの鐘楼から、幾百年来同じ鯨音おと陸奥みちのくそらに響かせて居る巨鐘の声である。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
蠅の事に就いて今挙げた片倉小十郎や伊達政宗に関聯かんれんして、天正十八年、陸奥むつ出羽でわの鎮護の大任を負わされた蒲生氏郷がもううじさとを中心とする。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
陸奥みちのくに新判官義康しんはんがんよしやすの子、矢田判官代義清やだのはんがんだいよしきよが大江山を越えて都へ、また摂津国、河内の源氏勢も協力して都へ攻めのぼる。たちまちのうちに京の街は源氏勢で埋めつくされた。