“陸奥守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むつのかみ93.8%
みちのくのかみ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そばには二個の大きな碑が建てられて、一方は太政だじょう大臣三条実美さんじょうさねとみ篆額てんがく斎藤竹堂さいとうちくどう撰文、一方は陸奥守むつのかみ藤原慶邦ふじわらよしくに篆額、大槻磐渓おおつきばんけい撰文とある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
王朝はすでに地方官が武力を用いてひろめはじめた時代になっていた。陸奥守むつのかみから常陸介ひたちのすけになった男の富などがそれである。
また奥羽の秀衡が陸奥守みちのくのかみになり、佐竹冠者が常陸守ひたちのかみになって、この者たちも頼朝の命を聞かぬ。こうした者も急いで討てとの院宣を賜わりたい