“常陸介”の読み方と例文
読み方割合
ひたちのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王朝はすでに地方官が武力を用いてひろめはじめた時代になっていた。陸奥守むつのかみから常陸介ひたちのすけになった男の富などがそれである。
それがまた主人が常陸介ひたちのすけになっていっしょにあずまへまいりましたが、それきり消息をだれも聞かなかったのでございます。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
……御先祖山浦常陸介ひたちのすけ様以来の家名を、踏みにじられて、それをそそがいでこうかと、健気けなげにも、念じているのじゃ
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)