“ひたちのすけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
常陸介100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを知った木村常陸介ひたちのすけは、何かの用に立つこともあろうと、莫大な捨扶持を施して、ここ二三年養って置いた。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこには留守年寄の靱負之助をはじめ、成田康長、正木丹波、舟橋内匠たくみ、新田常陸介ひたちのすけ、成田次家などの旗がしら以下、番がしら格の者たち三十余人が集っていた。
日本婦道記:笄堀 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
詔使到来を待つのころほひ、常陸介ひたちのすけ藤原維幾朝臣あそんの息男為憲、ひとへに公威を仮りて、ただ寃枉ゑんわうを好む。こゝに将門の従兵藤原玄明の愁訴により、将門其事を聞かんが為に彼国に発向せり。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)