“威”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おど72.7%
10.1%
6.6%
おどか2.6%
おどし2.2%
いか1.8%
ウェールズ0.9%
おどかし0.4%
たけ0.4%
もの/\0.4%
をど0.4%
0.4%
イツ0.4%
ウェイ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のみならず、矢竹の墨が、ほたほたと太く、みのの毛を羽にはいだような形を見ると、古俳諧にいわゆる——狸をおど篠張しのはりの弓である。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
呉は、大江の水利を擁し、地は六郡に、は三こうにふるい、文化たかく産業は充実し、精兵数十万はいつでも動かせるものとみられます。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
牧之ぼくしおもへらく、鎮守府将軍ちんじゆふしやうぐん平の惟茂これもち四代の后胤かういん奥山おくやま太郎の孫じやうの鬼九郎資国すけくに嫡男ちやくなん城の太郎資長すけながの代まで越後高田のほとり鳥坂とりさか山に城をかまへ一国にふるひしが
私が後に心を残して迎えにきたえつやと一緒に帰ると、先廻りをした友達が不意に物陰からあらわれて私達をおどかした。
生い立ちの記 (新字新仮名) / 小山清(著)
「おじゃッた。このかたもおなじような打扮ではおじゃッたが、具足のおどしがちと濃かッたゆえ、二の大将ほど目立ちなさらなかッた」
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
支那でもこの物を竜に縁ありとするだけは解り、その形体いかめしくやや竜に似て居るから竜より生じたという事と想いいた。
おびていることがみてとれる。ウェールズの海もスコットランドの山も雲がたちまちにとじこめ、汽車は雨をついて英京ロンドンに入った。
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ところが男性の貞操に対する道徳観念、又は性的欲求に対する習慣は、なかなかこれ位のおどかしで改良されそうな気色はありませぬ。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
物見高いのは江戸の習いゆえ大勢人が立ちましたが、誰有って止める人も有りませんから、仙太郎の女房が見兼て中へ這入り、たけり狂っている侍に向い
川崎金右衞門聲をあげだまれ傳吉もの/\しく言葉をかざり刄物の吟味を申立るが夫を汝にならはんや其意趣そのいしゆある事を言聞さん憑司事先年村持の山をきりたるとがに依て村役を退けたり其跡役あとやくは上の思召にて汝を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
熔礦爐の火だ! 地獄の火だ! 人殺しの道具をこさへる火だ! 戰爭を恐れて逃げ出した人間どもををどし立てる火だ!
大戦脱出記 (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
「我レ東ヲチシヨリ、茲ニ六年ニナリヌ、又天皇ノリテ、兇徒キョウトコロサレヌ。」と、後世つくられた、いわゆる「建国の詔」に、その事が明らかにされてある。
自らイツの手で——これまた、神の代理だが、万葉集巻六の「すめら我がいつのみ手もち……」と言ふ歌の
ワイは支那字ウェイで、威骨ウェイクツとて虎の肩に浮き居る小さき骨でおびれば威を増すとてインドでも貴ぶ(『日本及日本人』新年号(大正三年)二三三頁を見よ)。