“威力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いりょく47.4%
ちから26.3%
ゐりよく21.1%
いきおい5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隊員たちは、トロイ谷で月人からひどい目にあわされたので、今こそ月人をたおして、地球人の威力いりょくを見せるときだと、いきまいている。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
起き上れる罪人つみびとのさままた斯くの如くなりき、あゝ仇を報いんとてかくはげしく打懲す神の威力ちからはいかにきびしきかな 一一八—一二〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
雜木林ざふきばやしこずゑしろつらなつて西にしとほ山々やま/\彼方かなた横臥たのがにはか自分じぶん威力ゐりよくたくましくすべきふゆ季節きせつ自分じぶんてゝつたのにがついて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そが中に、威力いきおいありさとり深くて、人をなつけ、人の国を奪ひ取りて、又人に奪はるまじき事量ことはかりをよくして、しばし国をよく治めて、後ののりともなしたる人を唐土もろこしには聖人とぞ言ふなる。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)