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威力
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いりょく
ふりがな文庫
“
威力
(
いりょく
)” の例文
隊員たちは、トロイ谷で月人からひどい目にあわされたので、今こそ月人をたおして、地球人の
威力
(
いりょく
)
を見せるときだと、いきまいている。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
松明
(
たいまつ
)
の火が
火縄
(
ひなわ
)
にうつり、その真下に
積
(
つ
)
んであった
銃丸
(
じゅうがん
)
の
箱
(
はこ
)
から
火薬
(
かやく
)
の
威力
(
いりょく
)
を
発
(
はっ
)
したのである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今日は、どうやら、わしは、あの青年に向って、文字の霊の
威力
(
いりょく
)
を
讃美
(
さんび
)
しはせなんだか? いまいましいことだ、と彼は舌打をした。わしまでが文字の霊にたぶらかされておるわ。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
美しいギリシャの少年が円柱によりかかって、
昔
(
むかし
)
の
威力
(
いりょく
)
を物語る戦勝記念標の高い
旗竿
(
はたざお
)
を見上げています。旗は
喪章
(
もしょう
)
のように垂れさがっています。ひとりの
娘
(
むすめ
)
がそこで休んでいます。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その
瞬間
(
しゅんかん
)
、彼女は我々みんなよりも、ずっと高貴な存在に思われ、その白い額からも、じっと動かない
眉
(
まゆ
)
からも、なんとも言えない明るい
知恵
(
ちえ
)
や
威力
(
いりょく
)
が、
匂
(
にお
)
ってくるような気がして、わたしは思わず
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
▼ もっと見る
金や
威力
(
いりょく
)
や
理屈
(
りくつ
)
で人間の心が買える者なら、高利貸でも
巡査
(
じゅんさ
)
でも大学教授でも一番人に好かれなくてはならない。中学の教頭ぐらいな論法でおれの心がどう動くものか。人間は好き嫌いで働くものだ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
空爆の
威力
(
いりょく
)
に
圧
(
お
)
されて、だんだんと地底深く追いやられたが、初めはせいぜい地下二百五十メートルが人類の生活し得る限度で、それ以上になると、とても暑くて、生活は出来ないし
今昔ばなし抱合兵団:――金博士シリーズ・4――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
どッちの声も、
威力
(
いりょく
)
がある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もちろんX号も、原子爆弾の
威力
(
いりょく
)
は十分に知っていた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
宇宙線の
威力
(
いりょく
)
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“威力”の意味
《名詞》
威 力(いりょく)
人を恐れさせる程の強い力。
迫力のある技やすぐれた能力、性能。
(法律)人の意思を制圧するに足る有形・無形の勢力。
(出典:Wiktionary)
“威力”の解説
威力
(出典:Wikipedia)
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“威”で始まる語句
威
威嚇
威張
威勢
威猛高
威丈高
威厳
威儀
威圧
威嚴