“火薬”のいろいろな読み方と例文
旧字:火藥
読み方割合
かやく50.0%
くわやく25.0%
ハッパ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、火薬かやく鉄砲てっぽうも、当時とうじまだ南海の蛮船ばんせんから日本へ渡来とらいしたばかりで、硝石しょうせき発火力はっかりょくも、今のような、はげしいものではない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あへぎ曳き来る真黒まくろなる火薬くわやく車輌くるま
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
時にはこの無気味な山のどこかで、火薬ハッパの音がする。イヤな音だ。少しでも山を壊すと思えば、決してよい気持ちはしない。しかしいかにも頼りなげな声だ。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)