“硝石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうせき87.5%
せうせき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、火薬かやく鉄砲てっぽうも、当時とうじまだ南海の蛮船ばんせんから日本へ渡来とらいしたばかりで、硝石しょうせき発火力はっかりょくも、今のような、はげしいものではない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
輸出品 ネパールへ輸出する品は羊毛、ヤクの尾、塩、硝石しょうせき羊毛布ようもうふ等の種類です。西北方のシナ地方及びモンゴリヤ地方へ輸出するものは多く羊毛布の種類である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「申松の投網のおもりを盜つたのさ、——硝石せうせき硫黄いわうは生藥屋で賣つて居るが、素人の拵へる火藥は、弱いから本當の鐵砲には使はれないよ」
鐵砲足輕の娘が、見やう見眞似で、竹の鐵砲も作り、硝石せうせき硫黄いわうと木炭末を混合して、幼稚な火藥も作れる筈ですが、その鐵砲と火藥で、自分を撃たせたのは、意味のないことです。