“渡来”のいろいろな読み方と例文
旧字:渡來
読み方割合
とらい80.0%
わた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、火薬かやく鉄砲てっぽうも、当時とうじまだ南海の蛮船ばんせんから日本へ渡来とらいしたばかりで、硝石しょうせき発火力はっかりょくも、今のような、はげしいものではない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてこのヨウラクソウは、花の見立てから来た名、ナガサキソウは、その渡来とらいした地にもとづき名づけたものである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
新しく琉球りゅうきゅうから渡来わたってきた三味線を工夫したり、またその三味線を基礎にして今様いまようの歌謡ができて来たり、その派生から隆達りゅうたつぶしだの上方唄だのが作られたり、そういったものは
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)