“硝子玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ガラスだま57.1%
がらすだま21.4%
びいどろだま14.3%
ビーだま7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骸骨コツを渋紙でり固めてワニスで塗り上げたような黒光りする凸額おでこの奥に、硝子玉ガラスだまじみたギラギラする眼球めだま二個ふたつコビリ付いている。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「そら今度こんだこさ雪子ゆきこかちだ」とつて愉快ゆくわいさうに綺麗きれいあらはした。子供こどもひざそばにはしろだのあかだのあゐだのゝ硝子玉がらすだま澤山たくさんあつた。主人しゆじん
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
続いて反対の方角から打ち上げられたは、真赤な真赤な硝子玉びいどろだまで、枝珊瑚珠えださんごだまの色に散らばる。
円朝花火 (新字新仮名) / 正岡容(著)
あの首のくゝれたやうな独特の形をしたびんの口を塞いでゐる円い硝子玉ビーだま、それを拇指おやゆびでぐつと押すと、ポン・シユッと胸のすくやうな快音を立てて抜ける
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)