“ハッパ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はっぱ
語句割合
爆薬40.0%
爆弾20.0%
火薬20.0%
爆発20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門司の原田さんの処へ爆薬ハッパを二箱お送りするようにお約束したんですがね。ええ。ごく内々で……ですからね。
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
私はこの爆弾ハッパを投げて、生命いのちがけの芸当をやっつける前に、ちょっと演説の真似方を遣らしてもらいます。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
爆弾ハッパ隠匿かくどこなどもアラカタ残らず、探り出してしまったものです。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
時にはこの無気味な山のどこかで、火薬ハッパの音がする。イヤな音だ。少しでも山を壊すと思えば、決してよい気持ちはしない。しかしいかにも頼りなげな声だ。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
通り風や、青い火や、幽霊になって現われて、鶴嘴つるはし尖端さきを掴んだり、安全燈ラムプを消したり、爆発ハッパ不発ボヤにしたりする。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)