“鶴嘴”の読み方と例文
読み方割合
つるはし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このへんは鬼怒川水力電気の工事があるので、至る処、鬼のような工夫に逢う。大きな鶴嘴つるはしを手にして大道の上に五人十人休んでいる。
坑夫等は、鶴嘴つるはしや、シャベルでは、岩石を掘り取ることが出来なかった。で、新しい鑿岩機が持って来られ、ハッパ袋がさげて来られた。
土鼠と落盤 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「高館の跡の河床の崖になったところに鼠の穴のような横穴があったんだ。念の為に鶴嘴つるはしで二つ三つ叩くと、ポコリと大穴が開いたんだ」
水中の宮殿 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)