“つるはし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鶴嘴94.4%
十字鍬1.9%
鶴尖1.9%
鶴觜1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石畳を一つ起すと、その中に凹みがあって、したたかな棕梠しゅろ縄、かぎ、柄の短かい鶴嘴つるはしなどが入って居ります。
古城の真昼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「この頃学校じゃあ講堂の焼跡をこわしてるんだ。それがね、労働者が鶴嘴つるはしを持って焼跡の煉瓦壁へ登って……」
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
たとえば熔炉の中で人を蒸し殺すばかりの暑さの日を、悪魔の群れたような土方の一団が、てんでに十字鍬つるはしや、ショーブルを持ちながら、苦しい汗を絞って、激烈な労働に服しているところを見ると、私は何となく悲壮な感にうたれる。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
背から受ける夕日に、鶴尖つるはしやスコップをかついでいる姿が前の方に長く影をひいた。
人を殺す犬 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
かつ隧道トンネル穿うがちしとき工夫こうふ鶴觜つるはし爆裂彈ばくれつだん殘虐ざんぎやくかゝつた、よわ棲主ぬしたちのまぼろしならずや。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)