“幻”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まぼろし89.3%
まぼろ3.3%
げん2.5%
あらわ0.8%
うつゝ0.8%
おぼ0.8%
おぼろ0.8%
イマアジュ0.8%
ヴイジオン0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“幻”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩28.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
けばくほど、いい音色ねいろがでて、不思議ふしぎないろいろなまぼろしえたのであります。
赤い船のお客 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼくは、絢爛けんらんたる、あの行進の最中、かれまぼろしが、暗示するものを、打消すことが出来なかったのです。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
または自分の想像した通りまぼろしに似た糸のようなものが、二人にも見えない縁となって
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まれにはまぼろしに見たと称する者が、だんだんと新たな信仰の形を作って行ったが、普通の場合には毎年の季節風物、その中でもこういう生物の自然の動作によって、端的に神の来格を推測していた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
——おお、それは、げんじんをしいて鳴りをしずめていた咲耶子さくやこが、かねて手はずをあわせてある合図あいずの笛。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
裾野陣すそのじん降兵こうへいをくわえた約千余の人数を、せいりゅうはくげんの五段にわかち、木隠こがくれ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕は腕時計にあらわれる、午後十時半の指針をみて立上る。
ホガラ/\した秋の暖さが體に通ツて、何んだか生温なまぬるい湯にでも入ツてゐるやうな心地こゝち……、うつゝから幻へと幻がはてしなく續いて、種々さま/\な影が眼前を過ぎる、……ると、自分は、ニコライ堂のやうな高い/\たふの屋根に登ツてをどツたり跳たりしてゐる。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
西島藤夫君『春の川』この画おぼろげながら筆者のその企てを感ずることが出来るが佐藤君程強調された個性が息づいてゐない。だがこの人も真面目さを窺はれて嬉しい『初秋』『牛朱別風景』すぐれてゐる。
顧みるに、予が従前の宗教的信仰といふもの、自得自証より来たれるは少なく、基督キリスト其の他の先覚の人格を信じ、若しくは彼等が偉大なる意識を証権として、其れに依りうておぼろげに形づくりたる者、その多きに居りし也。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
第三の場合は、シャンゼリゼエで少女たちと遊び疲れて、自分の家への歸り途、四目垣のあるちんの黴くさいやうな臭ひを嗅ぐと、突然、いままで潛伏してゐたイマアジュが浮び上るのだ。
続プルウスト雑記 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
私にはまるで一人のヴイジオンが彼の傍に立つてゐるやうに思はれた。