“幻想的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ファンタスチック57.1%
げんさうてき14.3%
ファンタスチイク14.3%
ファンタスティック14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それさえすでに幻想的ファンタスチックであるのに、招かずして来った憧れの王様は、わずか二十分ほどの間にまたチョロリといなくなってしまった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
奇怪きくわい幻想的げんさうてきな城が、そのたびに赤くなつたり青くなつたりした。
檸檬 (旧字旧仮名) / 梶井基次郎(著)
あの幻想的ファンタスチイクな空間に、怖ろしい渦が捲き起されたのだったよ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「そうです。まさに、あの殺人鬼の幻想的ファンタスティックな遊戯なんですよ。しかし、これに海人あまの藻芥もくず(犬射の雅号)という署名はないにしても、いずれは、誰かの雅号となって、現われずにはいますまい」
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)