“幻術者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
マボロシ50.0%
げんじゅつしゃ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燃ゆる火を袋にツヽ幻術者マボロシどものしひ語りには、不老・不死の国土の夢語りが、必主な題目になつて居たであらう。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
飛鳥・藤原の万葉マンネフびとの心に、まづ具体的になつたのは、仏道よりも陰陽五行説である。幻術者マボロシの信仰である。常世と、長寿と結びついたのは、実は此頃である。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
老爺おやじの指さすほうを見ると、この空地のうちでは最も大きな矢来が一つ見える。幻術者げんじゅつしゃの群れが興行しているのだという。見物は、木戸口に蝟集いしゅうしていた。又八が近づいて行ってみると
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)