“冥々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めいめい84.4%
めい/\9.4%
みょうみょう3.1%
メイメイ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
または自分の想像した通りまぼろしに似た糸のようなものが、二人にも見えない縁となって、彼らを冥々めいめいのうちにつなぎ合せているものか。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
けだし冥々めい/\には年月をおかずときけば百年もなほ一日の如くなるべし。(菅公の神灵にるゐする事和漢に多し、さのみはとこゝにもらせり。)
悲しいかな仏日はやく没して、生死流転しょうじるてんちまた冥々みょうみょうたり。人ただ色に耽り酒に耽る。誰か狂象きょうぞう跳猿ちょうえんの迷を取り除くを得ん。徒らに人をぼうし法を謗す。これあに閻魔えんま獄卒の責めを免れんや。
冥々メイメイ滅々、霊アラバ我心ヲラレヨ。此ヨリ天下再ビ知音チイン無カラン。嗚呼イタマシイ哉。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)