“生死流転”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうじるてん66.7%
しょうしるてん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悲しいかな仏日はやく没して、生死流転しょうじるてんちまた冥々みょうみょうたり。人ただ色に耽り酒に耽る。誰か狂象きょうぞう跳猿ちょうえんの迷を取り除くを得ん。徒らに人をぼうし法を謗す。これあに閻魔えんま獄卒の責めを免れんや。
さても明日の世はまた、冥々めいめいとしてわからない。今日が、平和というたとて、生死流転しょうじるてん、三界苦海、色に、酒に、金に、跳猿ちょうえんの迷いからめぬものは、やがて、思い知る時があろうというもの。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生死流転しょうしるてん如心車鑠にょしんしゃしゃく五百縁生ごひゃくえんしょう皆是悪逆かいぜあくぎゃく頓生菩提とんしょうぼだい
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)