“生死事大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうじじだい75.0%
しょうしじだい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢から醒めた鶴見には、生死事大しょうじじだい、無常迅速という言葉のみが、夢のあとに残されている。まだどこやら醒めきらぬ心のなかで、平凡な思想だとおもう。
私はこの眼鏡と共に、いつでも母の背景になっていた一間いっけんふすまおもす。古びた張交はりまぜうちに、生死事大しょうじじだい無常迅速むじょうじんそく云々と書いた石摺いしずりなどもあざやかに眼に浮んで来る。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
生死事大しょうしじだい無常迅速むじょうじんそく、あきらめるさ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)