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生死事大
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しょうじじだい
ふりがな文庫
“
生死事大
(
しょうじじだい
)” の例文
夢から醒めた鶴見には、
生死事大
(
しょうじじだい
)
、無常迅速という言葉のみが、夢のあとに残されている。まだどこやら醒めきらぬ心のなかで、平凡な思想だとおもう。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
私はこの眼鏡と共に、いつでも母の背景になっていた
一間
(
いっけん
)
の
襖
(
ふすま
)
を
想
(
おも
)
い
出
(
だ
)
す。古びた
張交
(
はりまぜ
)
の
中
(
うち
)
に、
生死事大
(
しょうじじだい
)
無常迅速
(
むじょうじんそく
)
云々と書いた
石摺
(
いしずり
)
なども
鮮
(
あざ
)
やかに眼に浮んで来る。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
生死事大
(
しょうじじだい
)
。」
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
二階の
梯子段
(
はしごだん
)
は、母の大眼鏡と離す事のできない、
生死事大
(
しょうじじだい
)
無常迅速
(
むじょうじんそく
)
云々と書いた
石摺
(
いしずり
)
の
張交
(
はりまぜ
)
にしてある
襖
(
ふすま
)
の、すぐ
後
(
うしろ
)
についているので、母は私の声を聞きつけると、すぐ二階へ上って来てくれた。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“生死”で始まる語句
生死
生死流転
生死殻
生死殼
生死一如
生死一路
生死涅槃
生死不明
生死以外
生死因縁