“据”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
す73.8%
すわ21.9%
すえ1.7%
すゑ0.7%
すは0.3%
スワ0.3%
しつら0.2%
すう0.2%
すそ0.2%
すわっ0.2%
とら0.2%
よ0.2%
ス0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ミトライユは今日でいへば機関砲のことで、日清戦争の頃には軍艦に据(す)ゑつけてあつたし、又陸軍でも台湾征伐に使つたものである。
風変りな決闘 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
と云ったが敵(かな)いません事で、剣術は上手でも胆(たん)が据(すわ)ってゝも、感の悪い盲目のことゆえ、匹夫下郎の丈助の為に二刀(ふたかたな)程斬られました。
「時間器械の部屋の中というと、あの焼跡の地下室に据(すえ)付(つ)けてある、あれのことだね。君が僕に入(はい)れといったあの器械の中のことだね」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
申受(うけ)我々も念の爲預けたる證文を入れ申さんと硯(すゞり)を取寄(とりよせ)一札を記載(したゝめ)三人の名の下へ印を据(すゑ)て預りの一札と引換(ひきかへ)になし素(もと)より急がぬ旅なれど日和(ひより)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と其(そ)の呆(あき)れ顔(がほ)を掌(てのひら)でべたりと撫(な)でる。と此処(こゝ)へ一人(ひとり)で遣(や)つて来(く)るほど性根(しやうね)の据(すは)つた奴(やつ)、突然(いきなり)早腰(はやごし)も抜(ぬ)かさなんだが、目(め)を蔽(おほ)ふて、面(おもて)を背(そむ)けて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
今(モ)一代此方から進ぜなかつたら、斎き姫になる娘の多い北家の方が、すぐに取つて替つて、氏ノ上に据(スワ)るは。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
清潔な卓布をかけた長方形の卓子(テーブル)が据(しつら)えられて、短いカーテンに掩(おお)われた食器棚や、戸棚や……そよそよと芝生を撫(な)でて来る柔らかな風がそのカーテンの裾(すそ)をなぶって、椅子(いす)に凭(もた)れていると
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
浴(ゆあみ)すれば、下立(おりた)ちて垢(あか)を流し、出づるを待ちて浴衣(ゆかた)を着せ、鏡を据(すう)るまで、お静は等閑(なほざり)ならず手一つに扱ひて、数ならぬ女業(をんなわざ)の効無(かひな)くも、身に称(かな)はん程は貫一が為にと
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼はテナルディエの手から布片を引ったくり、上衣の上に身をかがめ、裂き取られた一片を裂けてる据(すそ)の所へあててみた。裂け目はきっかり合って、その布片のために上衣は完全なものとなった。
ソレが嘘ならば、試(こころみ)に私の印形の据(すわっ)て居るものとは云わない、反古(ほご)でも何でも宜(よろ)しい、ソレを捜して持(もっ)て来て御覧。私が百万円で買おう。ドウしたってありはしない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
満枝は縦(ほしいま)まに宮を据(とら)へて些(ちと)も動かせず、徐(しづか)に貫一を見返りて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
こは逍遙子が言に、今の批評家狂言作者に向ひて「ドラマ」を求むるは底事(なにごと)ぞとありしに据(よ)りたるなるべし。されど逍遙子が所謂「ドラマ」には、單に戲曲といはむよりは廣き義あり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
延喜式・神道五部書などに見えた輿籠(コシコ)(又は輦籠(コシコ))は、疑ひもなく供へ物を盛つた器で、脚或は口を以て数へられる処から見ると、台の助けを俟たずに、ぢかに据(ス)ゑることの出来るもので
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)