“見据”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みす96.7%
みすわ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして、わたしに何も請求したわけではない。人の顔を穴のあくほど見据みすえる、例の図々ずうずうしい女でもない。彼女は中をのぞいても見ない
「四宮さんは二階に殺されていてよ」とミチ子が耳のそばささやいた。サテは、と思って僕がミチ子を見据みすえた時、階上で叫ぶ声が聞えた。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
作は四五人の若いものに取囲まれて、しきりに酒をいられていたが、その目は見据みすわって、あんぐりした口や、ぐたりとしたからだが、他哩たわいがなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)