“二刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたかたな40.0%
にほん20.0%
ふたたち20.0%
ふたふり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云ったがかないません事で、剣術は上手でもたんすわってゝも、感の悪い盲目のことゆえ、匹夫下郎の丈助の為に二刀ふたかたな程斬られました。
アッといって倒れる処へ乗掛り、胸先をえぐりましたが、一刀いっぽん二刀にほんでは容易に死ねません、死物狂い一生懸命に三藏は起上り、新吉のたぶさをとって引き倒す、其の内與助は年こそ取って居りまするが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
上様の御傍おそばに変ったことがございますまいか、今ここを見廻みまわっておりますと、被衣かつぎを着た者が、ここの雨戸を開けて出ましたから、二刀ふたたち突きましたが、突かれながら、あれなる被衣を落して
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
きらり/\と四振よふり太刀たち二刀ふたふりづゝをななめに組んで、彼方かなたあぎとと、此方こなたの胸、カチリと鳴つて、ぴたりと合せた。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)