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『二世の契』
ふりがな文庫
『
二世の契
(
にせのちぎり
)
』
真中に一棟、小さき屋根の、恰も朝凪の海に難破船の俤のやう、且つ破れ且つ傾いて見ゆるのは、此の広野を、久しい以前汽車が横切つた、其の時分の停車場の名残である。 路も纔に通ずるばかり、枯れても未だ葎の結ぼれた上へ、煙の如く降りかゝる小雨を透かし …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説」1903(明治36)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約36分(500文字/分)
朗読目安時間
約59分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
歩行
(
あよ
)
麗
(
あでやか
)
干
(
ひから
)
間
(
あわい
)
分
(
わかれ
)
容色
(
みめ
)
優
(
おとな
)
可傷
(
いたむべし
)
殆
(
ちょう
)
冷
(
ひえ
)
凭
(
よっ
)
入交
(
いれか
)
際
(
とき
)
怪
(
あやしみ
)
下
(
おり
)
恐
(
おそろし
)
崩
(
くずれ
)
帰
(
かえり
)
交
(
まじわ
)
与
(
く
)
退
(
しさ
)
掻
(
もが
)
何処
(
どちら
)
食
(
たべ
)
下
(
おろ
)
為
(
さ
)
唯
(
たっ
)
了
(
ちま
)
間
(
あい
)
判然
(
きっぱり
)
角
(
こ
)
倒
(
さかしま
)
紛々
(
ふんふん
)
一
(
いっ
)
戦
(
わなな
)
空
(
す
)
外
(
と
)
呪詛
(
まじない
)
被
(
か
)
飜
(
かえ
)
逆
(
ぎゃく
)
主殺
(
しゅころ
)
退
(
すさ
)
疲労
(
くたびれ
)
閃
(
きらめ
)
間
(
かん
)
故
(
ことさ
)
絡
(
まつわ
)
摺
(
こす
)
背
(
そびら
)
戦
(
たたかい
)
過
(
よぎ
)
窺
(
うかご
)
恐
(
おそろ
)
恁
(
かか
)
怖
(
おそろ
)
復
(
ふく
)
些
(
ちっ
)
哩
(
わ
)
唯
(
たった
)
顔
(
つら
)
疾
(
とく
)
解
(
ほぐ
)
直
(
ただち
)
尖
(
とんが
)
大
(
おおき
)
見聞
(
みき
)
一流
(
ひとながれ
)
一時
(
ひとしきり
)
言
(
ことば
)
冷
(
つめた
)
曲
(
ゆが
)
更
(
か
)
一個
(
いっこ
)
留
(
や
)
切
(
きれ
)
室
(
むろ
)
一夜
(
ひとや
)
来
(
く
)
解
(
ほど
)
婦
(
ふ
)
劃
(
くぎ
)
先刻
(
さき
)
染
(
にじ
)
一所
(
ひとつ
)
包
(
つつみ
)
妖
(
ばけ
)
掻取
(
かいどり
)
一揺
(
ひとゆれ
)
危
(
あや
)
粧
(
よそおい
)
違
(
ちがい
)
怯
(
おく
)
遁
(
にが
)
居
(
い
)
瞬
(
またたき
)
彼
(
あれ
)
二刀
(
ふたふり
)
飲
(
あが
)
唯
(
と
)