“主殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうころし22.2%
しゆごろ11.1%
しうころ11.1%
しゅうころ11.1%
しゅうごろ11.1%
しゅころ11.1%
しゅごろ11.1%
しゆころ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我が屋敷の始末のあらましは分る筈、汝いつまでも名残なごりを惜しみて此所こゝにいる時は、汝は主殺しゅうころしの罪に落るのみならず、飯島の家は改易となるは当然あたりまえ、此の道理を聞分けてく参れ
あやまつて締殺しめころしたるには相違なし然る上は容易よういならざる罪人つみんどなり嚴重げんぢうに申付るは天下の大法たいはふ公邊こうへんおきてなり餘の儀に付て慈悲の取計らひを願ふこと成ば兎も角も計らひ方有べけれ共主殺しゆごろしの大罪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打擲ちやうちやくなし其數々の惡事一時に露顯ろけんして言破いひやぶることあたはず終に口書こうしよ爪印つめいんをなすに至る又伊勢屋五兵衞もと召使めしつかひ久八の如き忠義は町人にめづらしき者なれどあやまつて主殺しうころしの大罪だいざい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平太郎と申した昔の事、どうか其の方の親の敵と名告なのり、貴様の手に掛りて討たれたいとは思えども、主殺しゅうころしの罪に落すを不便ふびんに思い、今日までは打過ぎたが、今日こそい折からなれば
ことに孝心深きにで、不便ふびんなものと心得、いつか敵と名告なのって汝に討たれたいと、さま/″\に心痛いたしたなれど、かりそめにも一旦主人とした者に刃向はむかえば主殺しゅうごろしの罪はのがれ難し
あとでは魔法づかひだ、主殺しゅころしと、可哀相に、此の原ではりつけにしたとかいふ。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「この野郎は何べん逃げ出そうとしたかわかりませんよ、——主殺しゅごろしはこやつじゃありませんか、親分」
うらんで下さるな御前は主殺しゆころしのうへ夜盜よたうをしたとか言ふ事とても命は助からぬから男らしく正直しやうぢきに白状して御仕舞おしまひなオイ久兵衞さん私しとても御前の恩は忘れはせぬが公儀おかみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)