主殺しゅうころし)” の例文
我が屋敷の始末のあらましは分る筈、汝いつまでも名残なごりを惜しみて此所こゝにいる時は、汝は主殺しゅうころしの罪に落るのみならず、飯島の家は改易となるは当然あたりまえ、此の道理を聞分けてく参れ
主人半右衞門を殺害せつがいいたさせたる段、主殺しゅうころし同罪、はりつけにも行うべき処、主人柳の頼み是非なく同意いたしたる儀につき、格別の御慈悲ごじひをもって十四ヶ年遠島を申付くる、有難く心得ませい
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
主殺しゅうころしの罪に落さずして彼が本懐を遂げさせんがため、わざと宮野邊源次郎と見違えさせ討たれしこと、孝助を急ぎ門外もんそといだり、自身に源次郎の寝室ねまに忍び入り、彼が刀の鬼となる覚悟