“主翁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていしゅ73.3%
あるじ10.0%
しゅおう6.7%
おやじ3.3%
おやぢ3.3%
しゅじん3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう明日の朝の準備をしてしまって、さきの二合をめるようにして飲んでいた主翁は、を持ったなりに土間の方へ目をやった。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
明くるを待ちて主翁に会し、就きて昨夜の奇怪を問われよ。主翁は黙して語らざるべし。再び聞かれよ、強いられよ、なお強いられよ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たいせつなところは心を一度そういう「心の主翁」に面会させることである。この主翁は何ぴとの心にも生き生きとして存在している。
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
主翁が死んで、石山の新家は天下になった。誰もさんのとは云わず、宮前のお広さんの家と云った。宮前は八幡前を謂うたのである。外交も内政も彼女の手と口とでやってのけた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
遊「君の後曳も口ほどではないよ。この間那処主翁がさう言つてゐた、風早さんが後曳を三度なさると新いチョオクが半分る……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と、友人の家でも同じような女の姿があらわれるので、蚊帳を買った家へ返しに往った。するとそこの主翁
女の出る蚊帳 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)