“主君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
との35.0%
しゅくん20.0%
きみ15.0%
おかみ15.0%
しゆくん10.0%
あるじ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで主君(との)へ言上して、お墨付きを頂戴し、遠くへ敵の遁がれぬうちにと、ほとんど取るものも取りあえず、急遽(きゅうきょ)旅へ出たのであった。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
伊賀衆(いがしゅう)のなかでも、隠密の上手(じょうず)とは聞いたが、なんという光栄(こうえい)をもった男だろうと、人々の目は、いよいよかれと主君(しゅくん)とにそそがれていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ふうむ」と甚五衛門は頷いたが、「詳細(くわし)いことは奥で聞く、門外に大勢屯(たむろ)しては、主君(きみ)への聞こえも恐れ多い。皆々門内へ入れますように」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
意趣か、悪戯(いたずら)か知らぬが、入費はいかほど嵩(かさ)もうと苦しゅうない。是が非でも曲者(くせもの)を探し出し、主君(おかみ)の手で成敗したいという仰せだ。
此事閧伝(こうでん)して竟(つひ)に主君(しゆくん)の蔵(ざう)となりしと語(かた)られき。
そのうち、一国一城の主君(あるじ)である大頭株に介在して、身分は単に一旗本に過ぎないのだが、ふだんから一目(もく)も二目も置かれて破格の扱いを受けているのがこの大岡越前である。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)