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きみ
ふりがな文庫
“
主君
(
きみ
)” の例文
「ふうむ」と甚五衛門は頷いたが、「
詳細
(
くわし
)
いことは奥で聞く、門外に大勢
屯
(
たむろ
)
しては、
主君
(
きみ
)
への聞こえも恐れ多い。皆々門内へ入れますように」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
今世
(
こんせ
)
の
主君
(
きみ
)
にも
未來
(
みらい
)
の
主君
(
きみ
)
にも、
忠節
(
ちうせつ
)
のほど
顯
(
あら
)
はしたし、
然
(
し
)
かはあれど
氣遣
(
きづか
)
はしきは
言葉
(
ことば
)
たくみに
誠
(
まこと
)
少
(
す
)
くなきが
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
常
(
つね
)
と
聞
(
き
)
く、
誰人
(
たれびと
)
か
至信
(
ししん
)
に
誠實
(
せいじつ
)
に、
我
(
わ
)
が
愛敬
(
けいあい
)
する
主君
(
きみ
)
の
半身
(
はんしん
)
となりて
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御裁決を仰いでおりますが、いつも、わが
主君
(
きみ
)
のおゆるしがないために
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「この老人の一大事なんど、耳にしようとは思わぬが、
主君
(
きみ
)
の
御大事
(
おんだいじ
)
と聞くからには打ちすて置く訳にも参るまい、していったいその大事とは?」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
かえって
主君
(
きみ
)
の非を
剖
(
あば
)
き、ご
寵愛
(
ちょうあい
)
著しい
鳰鳥
(
におどり
)
殿に無礼の振舞い致す段臣下の身として許し難し、よって速かに罪を謝し謹しんで主命を奉ずればよし
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“主君”の意味
《名詞》
主君(しゅくん)
家臣たちが従う人物。
(出典:Wiktionary)
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
君
常用漢字
小3
部首:⼝
7画
“主”で始まる語句
主
主人
主婦
主家
主水
主翁
主従
主題
主税
主計