新書太閤記しんしょたいこうき02 第二分冊02 だいにぶんさつ
「こひ!」 浅野又右衛門は、家に帰ると、すぐ大きな声で、妻の名をどなった。 於こひは、あわただしく、出迎えて、 「お帰りなさいませ」 「酒の支度せい」 いきなりいって—— 「お客を拾うて来たぞ」 「それはそれは。どなた様でいらっしゃいますか …
作品に特徴的な語句
ゆる もろ よく うと アリ いき 退 こと シカ ざむらい ナオ つい やかま 恟々こわごわ 平常いつ はすか あかし しょう つく やか じょ めあ ちが 寂寞しじま 侍女おんな いと がしら ともし 上下しょうか ぬかず 手強テゴワ いい 羞恥はにかみ しるし じゃく づら ため 一瓶いっぺい しぼ だま 猪突チヨトツ から 生活くら 御館みやかた しも いつく 確乎しか 私語しご もの いわい 彼方むこう しょく のり せつ 荷担にかつ とど ヨロコ とつ うと むさ おり こうべ そら ちょう はず 夫人おく かえ おと 賓客まろうど ゆる かかわ 往古いにしえ 冥途よみ おく 餓死うえじ ただ おわ
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