“荷担”のいろいろな読み方と例文
旧字:荷擔
読み方割合
かたん44.0%
にな20.0%
にない20.0%
にかつ12.0%
になふ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その爆弾の製造計画には、はじめ俺も荷担かたんしていたのだが、中途で除外された。暗殺の仲間から俺や砂馬ははずされた。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
上人皺枯れたる御声にて、これ十兵衛よ、思う存分し遂げて見い、よう仕上らば嬉しいぞよ、と荷担になうに余る冥加みょうがのお言葉。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
すると、その中へ、ほうり出すように、荷担にないの水桶をおいて、肩の天秤てんびんをはずすやいな、両手をひろげて、一同をさえぎった者がある。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はこの話の初めの方で、このうちはまるで千一夜物語アラビヤン・ナイトの中の、迷路に呼び込まれた荷担にかつぎのような気がすると、申上げたような気がします。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
上人皺枯れたる御声にて、これ十兵衞よ、思ふ存分仕遂しとげて見い、好う仕上らば嬉しいぞよ、と荷担になふに余る冥加の御言葉。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)