“補助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たすけ25.0%
たし25.0%
ほじよ25.0%
ほじょ12.5%
おぎない6.3%
たす6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして自己おのれに出来るだけの補助たすけをする——人を救ふといふことは楽い事だ。今迄お利代を救ふものは自己おのれ一人であつた。然し今は然うでない!
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
(何處から來て何處へ行くのか知らないが、路銀の補助たしに賣つて歩くといふ安筆を、松太郎も勸められて一本買つた。)——その二人はつて了つて穢ない室の
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
病院びやうゐんなどにはひるものは、みんな病人びやうにん百姓共ひやくしやうどもだから、其位そのくらゐ不自由ふじいうなんでもいことである、自家じかにゐたならば、猶更なほさら不自由ふじいうねばなるまいとか、地方自治體ちはうじちたい補助ほじよもなくて
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それ以前いぜんから、安藤あんどう某学校ぼうがっこう学費がくひまで補助ほじょしてもらい、無二むに親友しんゆうとして交際こうさいしておったのだが、安藤がいまの会社へはいって二年めの春、母なる人がなくなり
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そこが縁起じゃ、禁厭まじないとも言うのじゃよ、金烏玉兎きんうぎょくとと聞くは——この赫々あかあかとした日輪の中には三脚のからすむと言うげな、日中ひなかの道を照す、老人が、暗い心の補助おぎないに、烏瓜のともしびは天の与えと心得る。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私を補助たすける役目である火夫が魔法にでもかかったように消えて失くなり、私の背後には、二百名からの旅客が、狂速力で確実に死の方へ驀進しているということを夢にも知らずに