“援助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たすけ55.6%
ゑんじよ22.2%
えんじょ11.1%
すくひ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんがへてると隨分ずゐぶん覺束おぼつかないことだが、それでも一縷いちるのぞみつながやうにもかんじて、吾等われら如何いかにもして生命いのちのあらんかぎり、櫻木大佐さくらぎたいさ援助たすけつもりだ。
駒込の長五郎からの援助ゑんじよが絶たれるので、何より身上が大事の榮右衞門は下手人である筈もなく、さすがの平次もハタと閉口しました。
そればかりでなく、生計の援助えんじょもしてやって、伯母のために離れを建て増したり、紙すきの工場を拡げたりした。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
意外事とんだことを素破抜かれた芸妓が、対手が新聞記者だけに、弱つて了つて、援助すくひを朋輩に求めてるのもあれば、反対あべこべに芸妓から素破抜かれて頭を掻く人もある。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)