“えんじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縁女50.0%
援助25.0%
艶女25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁女えんじょ仲人なこうどの奥さんが先、それから婿と仲人の夫、その次へ親類がつづくという順を、はかま羽織はおりの男が出て来て教えてくれたが、肝腎かんじんの仲人たるべき岡田はお兼さんを連れて来なかったので
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そればかりでなく、生計の援助えんじょもしてやって、伯母のために離れを建て増したり、紙すきの工場を拡げたりした。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
東京天王寺てんのうじにて菊の花片手に墓参りせし艶女えんじょ、一週間思いつめしがこれその指つきを吉祥菓きっしょうかもたたも鬼子母神きしぼじんに写してはと工夫せしなり。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)