“艶女”のいろいろな読み方と例文
旧字:艷女
読み方割合
たおやめ25.0%
えんじょ25.0%
えんにょ25.0%
やしよめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿闍梨は眼を据えて、今ここへ立ち現われた艶女たおやめの姿をじっと見つめていると、玉藻はうやうやしくそこに平伏した。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
東京天王寺てんのうじにて菊の花片手に墓参りせし艶女えんじょ、一週間思いつめしがこれその指つきを吉祥菓きっしょうかもたたも鬼子母神きしぼじんに写してはと工夫せしなり。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
或ときはむかし別れし妹にひたる兄の心となり、或ときは廃園にたおしたるヱヌスの像に、ひとり悩める彫工の心となり、或るときはまた艶女えんにょに心動され
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かくてこそ聴け、艶女やしよめ等が
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)