“艷女”の読み方と例文
新字:艶女
読み方割合
たをやめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
想へば、氣高けだからふたけたる横笛をうきくさの浮きたる艷女たをやめとはひがめる我が心の誤ならんも知れず。さなり、我が心の誤ならんも知れず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
好み童女どうぢよまれなる能書のうしよなりと人々も稱譽もてはやしけり此お高一たい容貌みめかたち美麗うるはしくして十五六歳になりし頃はたぐひなき艷女たをやめなりと見る人毎ひとごとに心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よしやひとにはあらぬ赤心まことを寄するとも、風や何處と聞き流さん。浮きたる都の艷女たをやめに二つなき心盡しのかず/\は我身ながら恥かしや、アヽ心なき人に心して我のみ迷いし愚さよ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)