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艷
ふりがな文庫
“艷”のいろいろな読み方と例文
新字:
艶
読み方
割合
つや
44.4%
えん
29.6%
あで
11.1%
つやゝか
3.7%
なまめ
3.7%
なまめか
3.7%
やさし
3.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つや
(逆引き)
艷
(
つや
)
の消された水色と、灰色がかって爽やかな緑で調和している風景は、車窓から眺めている伸子にシャヷンヌの色調を思い出させた。
道標
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
艷(つや)の例文をもっと
(12作品)
見る
えん
(逆引き)
兎角
(
とかく
)
は
一押
(
いちおし
)
、と
何處
(
どこ
)
までもついて
行
(
ゆ
)
くと、
其
(
そ
)
の
艷
(
えん
)
なのが
莞爾
(
につこり
)
して、
馭者
(
ぎよしや
)
には
知
(
し
)
らさず、
眞白
(
まつしろ
)
な
手
(
て
)
を
青
(
あを
)
い
袖口
(
そでくち
)
、ひらりと
招
(
まね
)
いて
莞爾
(
につこり
)
した。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
艷(えん)の例文をもっと
(8作品)
見る
あで
(逆引き)
肩
(
かた
)
を
細
(
ほそ
)
く、
片袖
(
かたそで
)
をなよ/\と
胸
(
むね
)
につけた、
風通
(
かぜとほ
)
しの
南
(
みなみ
)
へ
背
(
せ
)
を
向
(
む
)
けた
背後姿
(
うしろすがた
)
の、
腰
(
こし
)
のあたりまで
仄
(
ほのか
)
に
見
(
み
)
える、
敷居
(
しきゐ
)
に
掛
(
か
)
けた
半身
(
はんしん
)
で
帶
(
おび
)
と
髮
(
かみ
)
のみ
艷
(
あで
)
やかに
黒
(
くろ
)
い。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
艷(あで)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
つやゝか
(逆引き)
土手
(
どて
)
の
霞
(
かすみ
)
暮
(
く
)
れんとして、
櫻
(
さくら
)
あかるき
三
(
み
)
めぐりあたり、
新
(
あたら
)
しき
五大力
(
ごだいりき
)
の
舷
(
ふなばた
)
の
高
(
たか
)
くすぐれたるに、
衣紋
(
えもん
)
も
帶
(
おび
)
も
差向
(
さしむか
)
へる、
二人
(
ふたり
)
の
婦
(
をんな
)
ありけり、
一人
(
ひとり
)
は
高尚
(
かうしやう
)
に
圓髷
(
まげ
)
ゆひ、
一人
(
ひとり
)
は
島田
(
しまだ
)
艷
(
つやゝか
)
也
(
なり
)
。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
艷(つやゝか)の例文をもっと
(1作品)
見る
なまめ
(逆引き)
世に
艷
(
なまめ
)
かしき文てふものを初めて我が思ふ人に送りし時は、心のみを頼みに安からぬ日を覺束なくも暮らせしが、籬に觸るゝ夕風のそよとの
頼
(
たより
)
だになし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
艷(なまめ)の例文をもっと
(1作品)
見る
なまめか
(逆引き)
そこへしどけなく亂れた袴や
袿
(
うちぎ
)
が、何時もの幼さとは打つて變つた
艷
(
なまめか
)
しささへも添へてをります。これが實際あの弱々しい、何事にも控へ目勝な良秀の娘でございませうか。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
艷(なまめか)の例文をもっと
(1作品)
見る
やさし
(逆引き)
送しにおもせも文右衞門が男
振
(
ぶり
)
優
(
いう
)
に
艷
(
やさし
)
く甲府の中にも多く有まじき
樣子
(
やうす
)
に
迷
(
まよ
)
ひ
終
(
つひ
)
に人知ず
返書
(
へんしよ
)
を取り
交
(
かは
)
し二世の
誓
(
ちかひ
)
を立たりけり然るにおもせの親五郎右衞門は此
事
(
こと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
艷(やさし)の例文をもっと
(1作品)
見る
艷
部首:⾊
24画
“艷”を含む語句
艷麗
艷々
優艷
妖艷無比
色艷
艷冶
艷女
艷書
艷増
艷談
艷色
艷種
艷福
艷氣
濃艷
幽艷
冷艷
“艷”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
高山樗牛
泉鏡花
作者不詳
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
国木田独歩
夏目漱石
芥川竜之介
宮本百合子